ルパン三世がとっても好きで
3Dアニメの映画も見に行ったりした
この10月からアニメの新シリーズが
始まるらしく、それに合わせた企画として
あのカリオストロの城が
映画館で上映されるとのこと
宮崎駿が手がけたこともあり
ルパン三世らしくもないという
意見もある作品である
とはいえルパン三世の
テレビ放送の回数としてはダントツだろう
一つの映画作品としてとてもよい
映画館でカリオストロの城を
見に行ったことはないので
ワクワクしながら先日行ってみた
冒頭、国営カジノから
膨大な札束を盗んではじまり、
偽札だと気付いて炎のたからものが流れる…
のだが、もうその音楽で泣いてしまった
炎のたからもの、本当にいい音楽である
クラリスの呼びかけ(もし…)とか
銭形が昭和一桁生まれ
(昭和9年と仮定して、西暦1934年なので2021年計算だと87歳というだいぶ高齢な警察になる、この映画の封切りが1979年なのでそこに合わせると45歳という脂の乗った警察になるわけ)
などノスタルジーを感じる場面もあるが
テレビの拡大版、なんとなく2時間もの、
ではない映画作品だと感じた
通して見ると有名なセリフ
「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました、あなたの心です」
もグッと心に刺さる
しかもカリオストロ家なので
実際ルパンについていくことなんて
出来ないからね
作中ルパンもクラリスも
好きだとかそういう事って言ってない気がする
銭形が最後の最後に言語化して終わり
多分もうルパンとクラリスの
人生が交差することはないけど
確実に忘れられない出来事になったと
そう思わせるシーンだ
見た後もしばらく余韻に浸っていた
そのくらい良い映画であった
ようやく色々と落ち着いて
日々穏やかに過ごせるようになった
これからは本や映画・余裕が出てきたら
美術館と心の栄養を補っていこう