前回の続き、旭川を出立し
一路東へ目指すOLのストーリー…
前回最後の写真に載せたのが
特急オホーツク
札幌-網走間を走る特急列車である
北海道は道南および札幌近郊以外
電化区間はないので、
ここから先しばらく電車はない
この旭川から網走までの所要時間は3時間半
そして北見峠を突っ切る(はず)ので
標高高めの路線である
電波はまあ通じないね
ほぼ虚無となって座席に座ることとなる
スイッチバックというのは
めちゃくちゃ簡単に言うと
山とか峠を越えるためのジグザグ運転のことだ
スイッチバックを経験したのは
篠ノ井線の姥捨駅 とかかな
遠軽も無事加わった
加わったからといって特に何も無いけど…
と、いうことで網走に到着
ここから釧網本線に乗って
釧路まで抜けるのが計画したルートだ
とはいえ、電車電車で
疲弊しているので網走でしばし時間をとった
その間に博物館 網走監獄に足を伸ばしてみた
網走に到着する電車はそれほど多くない
なので大体到着した特急列車と
うまい具合に接続してバスが出ている
それに乗れば10分くらいで到着する
ただし!信号が少なく交通量も少ない場所を
バスでかっ飛ばして10分なので、
徒歩だと相当かかると思う
タクシーも駅前にそんな無かったと思うので、
網走で何かする場合
予めある程度タイムスケジュールを決めておこう
はい、網走監獄である
ちょっと話は逸れるが
旭川・網走は全行程の中で結構寒かった
(釧路は太陽が出てるとそうでもなかった)
ここら辺の外を歩く人は寒さ対策をしよう
普通にチェスターコート着てたけど
暑いとかなかったからね
一日中列車に乗りまくるしかしないんだ!
とかなら薄着でいいと思う
網走監獄は実際に囚人がいたところである
今は近くに網走刑務所がある
その厳冬なイメージから
今でもやばい刑務所みたいに
思われているらしいが、
実際は収容分類Bなのだそうだ
網走側はこのイメージを
払拭したいかなんか博物館に書いてあったけど、
別に払拭しなくてもよさそう
犯罪は犯罪ですからね
(網走っていう町のイメージの問題かな)
館内にはこんな感じで至る所に
蝋人形がいる、とてもリアルで怖い
ちなみにこのズラーっと並んで
寝ているのは、外で工事だなんだしている際の
小屋の中での寝方らしい
頭の下は木の枕だと思うんだけど、
朝になれば木槌みたいなので
枕をガンガンと叩いて起こすのだそうだ
それで転じて"叩き起こす"という
言葉が生まれた(らしい)
網走監獄の囚人は農業や
味噌づくり(あれ、醤油づくりだったっけ)など
いろいろな仕事をしていたそうだ
仕事っていうか労役かな
なんか…ちっこいオフィスで
カタカタやって無意味な人間関係に
振り回されるより良さそうだぞ…
いやそんなことなかったわ(撤回)
この舎房、中が外より寒いという
ちょっと変わった雰囲気を持っていた
網走って冬になると相当寒いのに
こんな木とか石とかで耐えられるわけない
やっぱ監獄と呼ばれるだけあるなと思った
ちなみに囚人たちは
頑張っていたらしい
でも200人くらいは
亡くなっているそうで、
なかなか厳しい現実を知った
網走監獄を後にして、少しだけ市内散策…
オホーツク海なんて見るの初めてだし、
この先がロシアや知床半島ってのも
未知の世界なワケ
日本って広いなあと思った(こなみ)
さあ、旅の中で楽しみポイント
釧網本線に乗りこむ
奥の方の列車ですね
釧網本線は網走〜釧路のルートを走る
途中釧路湿原があるという
自然豊かな路線だ
でも気付いていなかったんだけど、
当たり前なんだが
夜に走行したせいで
何にも見えなかったんだよね
湿原だから夜は真っ暗なワケ
時々汽笛鳴らしたりしてるから
鹿さんいるのかなあとか
色々思いはするけど何も分からない
暗闇をただ滑走していて怖かった
釧網本線はかなり後悔が残ったので
ここも是非また行きたいな
暗闇だし電波通じないしで
おにぎり食べるくらいしかできなかった🍙
コイツは旭川や網走、釧路でいつ何食べてるか
疑問にお思いの皆さん、
マジで車中でおにぎりとかパンとか
適当に食べるくらいしかこの数日はしてない()
夜ご飯をむやみやたらに食べると
太るし、でもランチタイムは大概車中だし、
セイコーマートで買って食べるって生活が
ずっと繰り広げられていた
ラーメンとか食べてないからね
札幌で食べた寿司以降まともな
食事はまだしばらくやってこない
釧路に到着!
民衆駅って感じの駅舎である
民衆駅ってのは国鉄時代に
駅舎を国鉄と民衆(地元)共同で建設した
駅ビルみたいな感じのこと
いまは駅前開発はデベロッパーがやってる
調べてみるとJR北には釧路しか民衆駅は
残されていないらしい
旭川も綺麗な駅舎だった
悲しいけど明らかにボロいなとは
思うから仕方ないかなあ
幣舞橋という釧路のメインストリート的な橋
この逆側にはたくさんの
漁船があって、
夜になるとめちゃくちゃ綺麗だった
多分サンマかイカだよね
釧路は全体的に旭川や網走とは違い、
漁業メインであることが
ひしひしと伝わってきた
釧路について調べると
どうやら1980年代をピークに衰退しているらしい
メインの漁業がダメになったのかと
思いきや、製紙業の撤退が大きいとのこと
まあ小樽・函館もそうだし
釧路だけの話ではない気もする
撤退したホテルの建屋そのまま
ぽーんと残されてるのを見ると、
ちょっとヤバいんかなとかは思ったけどね
和商市場も見たけど…見たけど…
だいぶ生臭くて、
ちょっとここで勝手丼を
食べる気にはなれなかった
単純に食中毒になりやすいタイプだし、
生臭い感じのところで大概あたってるから
ここはやばいかもなあ…と
脳内アラートが鳴った
行ったからには食べるべきだとは思うけど…
うーん…遠慮させてもらった
特急おおぞらに乗って一気に道央へ
これはオホーツク側ではなく
根室本線をはしる特急列車である
あれ、花咲線乗らないの?と
お思いの人もいるだろう、
時間的に厳しかった(言い訳)
絶対また行くから…ゆるして…
勝手丼の代わりのご飯
カステーラっていうお菓子
まあまあ美味しかったぞ
次回、食事環境改善編に続く