横溝正史のメジャーどころは
もう全部読んでしまったので、
次に読むのは言い方は悪いが
"1.5軍"の作品になってくる
※ちなみに1軍が
獄門島
ここにギリギリ本陣殺人事件が加わる
今回読んだ三つ首塔に加えて
夜歩く
女王蜂
迷路荘の惨劇
まで読んだらもういいかな
いや悪霊島とかまだまだあるけども
今回のは珍しくヒロインが語り部になり、
金田一耕助の出番は少なめ
いつものように遺産相続とか
家の血がーみたいな感じ
躊躇いもなく人が殺されていく
過去最多レベルに死んでるらしい
読んだ感想としてはエロいな()って感じと、
ヒロインの音禰に共感ができないな、だ
強姦相手を好きになるかな、私はならない
そういうことを平気にできる人だけど
強く惹かれるのだ…みたいな心情だろうが
初対面でそんなことしてくる奴なんて
たとえカッコよかったり
お金がたんまり貰えても衝動的になったら
今度は強姦じゃ済まないかもじゃん
そんな危険な生活嫌だわ
でもヒロイン視点なので
常に惹かれてしまう…品子さまごめんなさい…
みたいな感じで進んでいく
闇ブローカーじゃない高頭俊作って分かったけど
でも何回も言うけど強姦されてるからね
もうマイナスもマイナスだよ
犯人は途中からだいぶん察することができる
一家の奴らじゃなさそうだし
佐竹のおじさまはひっかけなのが見え見え
(パターンが見えてくる中盤で佐竹はないなってなる、このパターンに当てはまると一族じゃないなともなる)
そうなるとまあそうだよね…みたいな
動機がちょっと微妙だけど
養女好きになる?
こういうちょっとしたアレ?が
1.5軍と勝手に名付ける原因かなと思った
でも、さすがに続きが気になる書き方が
すごくて、1日で一気読みした
読んじゃったーってなるけどね
その読後の虚しさも読書の醍醐味