だいぶん前からその存在は知っていたけど、
読んでいなかったこちらを読んでみた
百貨店の外商部に勤めることになった
主人公が奮闘するお話である
舞台は兵庫県で、
やたら土地の名称が
詳しく書いてあるなと思って
筆者を調べてみたら
兵庫県出身だった、やっぱりね
さて、兵庫県のことはさておき
外商部っていうか、
まあ百貨店ってこんなものだと思うし
そんな深刻に悩むほどのヤバい話でもないな、
というのがこの本を読んだ第一の感想だ
なんていうの、
主人公の直面していることが、
めちゃくちゃ大変!とかではないでしょ、的な
外商に限らずバカスカ店舗で買う人とか、
展覧会とかも、わりと頻繁にある
カードも年会費欲しさに
バラマキがあるし、
たっくさん百貨店には顧客がいるのだ
その中のただの1人なのだよ、みんなね
ストーリー上仕方ないんだけど、
いやそんな悩むことではないでしょと思った
芦屋とか御影の描写はまあそんな感じ
芦屋もヤバイのは阪急以北だけなんだけど
人もね、私みたいな根暗キモ女もいるし、
超絶陽キャギャル女もいるし、
(それで居住が近いとかね)
みんながみんな同じ性格じゃないし、
外商にとって面倒な客もいれば
面倒じゃない客もいるよねと思う(当たり前)
外商関係のことは以上で、
登場人物のことなんだけど、
イマイチ感情移入しにくかった
バツイチで過去に辛いこともあったけど
仕事に邁進する女性はテンプレだけど、
バツがついてなくても
辛いことがいっぱいある人もいる
なんていうのかな、
やっぱり女性にとって"そこ"なんだねと、
結婚とかがめちゃくちゃ人生において
比重が高いんだねと思う
まずキャラ付けのためにバツイチありきだもん
そこがファーストステップだよね
私は自分の学生時代を通して
お金持ちの人たちの嫌味な感じとか
わりと知ってる方で、それが嫌だった
(好きな人いないと思うけど)
わざわざ本で嫌な気持ちを
フラッシュバックさせたくないので、
続編は読まないかなと思う
でも、お仕事奮闘記としては
ライトで切り口も新しく、
読みやすいかなと思う
頭を空っぽにして読むといいだろう